◆決算書の見方 《貸借対照表・当座預金》
現金の次に出てくるのが当座預金です。
当座預金とは普通預金とは違ってこの口座を持っていることにより、小切手が切れたり手形が切れるわけですね。
つまり、不渡りの危険性のある口座なのです。
当座預金を持っているということは、小切手が切れるので勘定科目の内訳書のところに銀行勘定調整表というものがついている場合があります。
これがなになのかというと・・・・
当座預金は小切手を切ることができるので、たとえば決算日に小切手を切って支払いをした場合、実際に当座預金からそれが引き落としになるまでは若干のタイムラグが起こります。
従って、9月末決算の会社が9月30日に小切手を切ったとしても、実際に口座からその小切手が引き落としになるのは10月の3日だったり、もらった会社の人が入金を遅らせればその分だけ引き落としは遅くなっていくのです。
なぜなら、その小切手を先方に渡して、先方の会社が自分の口座に入金したらそれが、手形交換所を回って実際に引き落としになるまで2.3日かかるからです。
これは、これで若干の金融機能、融資機能があるともいえます。
しかしながら、決算の帳簿上は小切手を切っているので支払いをしていることに違いは
ありません。そこを銀行勘定調整表で銀行から発行される残高証明書(親切な決算書だと各銀行の預金、借入金についての残高証明書がついています)とのひずみを調整しているのです。
帳簿上は当座預金残高は小切手を切った後の残高になるので上記のケースだと銀行残高調整表でまだ落ちていない小切手分(未落ち小切手といいます)を残高証明の残高から減算させて、決算書の数値と一致させているのです。
現在では、パソコンバンキングなどが発達してきていて小切手の必要性も薄れてきていますが手形に関しては様々な業界にていまだに流通しており、中小零細企業をくるしめているといえますが、・・・・・
この手形に関しても様々な使い出があるともいえるのです。
続きまして、次回では《貸借対照表・普通預金》を見て行きましょう!
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