■資金調達コラムbT『資金繰表って簡単!2』
さてさて、資金調達コラムbSでは月次の資金繰り表の作成方法をご説明しました。
今回は実務の資金繰りに役立つ日時資金繰り表の作成方法をご説明します。
といっても、難しくもなんともありませんよ!
使用する数値は前回と同じです。
前回の資金繰り表の数値を見てみますしょう。
皆様も、自分の会社の資金繰り表を見る感覚で見てみてください。
タケダ商事の6月〜8月の月次資金繰りは下記のとおりでした。
タケダ商事 月次資金繰り表
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説明 6月 7月 8月 ・・・
月初残高 (前月末残高(A)) +500 +380 -470
売掛金回収 (売上金回収額) +1000 +600 +1500 ・・・
原価支払 (買掛金支払) -600 -900 -400
人件費支払 (給与など支払) -300 -300 -300
経費支払 (その他経費) -200 -200 -200
営業収支 (以上を差引(B)) -100 -800 +600 ・・・
資金調達 (借入調達) 0 0 0
借入返済 (毎月の返済) -20 -50 -50
財務収支 (以上を差引(C)) -20 -50 -50 ・・・
収支合計 (D)=(B)+(C) -120 -850 +550
月末残高 (E)=(A)+(D) +380 -470 +80 ・・・
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今月(6月末)は月末に380円残りますね!
よかったよかった。
大変なのは7月の資金繰りです。
この資金繰りでは資金が470円足りなくなるのですが、実際にはいつ足りなくなる
のかを検証しなければなりません。
銀行などに交渉して資金を470円調達すればよいのかどうか・・・・・
アクションを起こす前に詳しく見てみましょう!
そこで、作成する資金繰り表とは、月次をさらに推し進めた日時の資金繰り予定表な
のです。
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日時資金繰り予定表の作り方
↓
翌月の現金出納帳・預金出納帳を先取りして合算して作成するだけ!
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経理担当といっしょに、過去3ヶ月ぐらいの通帳を見ながら毎月の流れをつかんで
7月分の予測をして見ましょう。
タケダ商事 7月分日時資金繰り表詳細
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日時 内容 入金 出金 残高
前月よりの繰越残高 380
7月1日 小口現金引出 30 350
7月5日 リース料支払 20 330
7月10日 買掛金支払 250 80
7月10日 源泉税、住民税支払 20 60
7月15日 その他経費支払 50 10
7月20日 借入返済 50 -40
7月20日 リース料など経費 80 -120
7月20日 買掛金支払 400 -520
7月25日 売上回収 300 -220
7月25日 買掛金支払 200 -420
7月27日 人件費支払 280 -700
7月30日 売上回収 300 -400
7月30日 買掛金支払 50 -450
7月30日 経費支払 20 -470
翌月繰越残高 -470
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とまあこんな感じになりました。
あれー!
前回作成した月次資金繰りの結果ととりあえず一致する(月末の残は-470円で一致)
だけどなぜか、7月27日の人件費を払う段階では700円のショートになって
います。
ということは、資金調達を470円したとしても230円足りないわけです
つまり、資金調達必要額は700円だったわけです!
日時資金繰り表をつくって良かったー!
このようなことはどのような会社でも多々あります。
零細中小企業の手元資金は非常に脆弱で、本来であれば一ヶ月分ぐらいの売上高に
匹敵する残高を安定的に手元に置いておくことが可能であれば良いのですが、私の
見る限りほとんどの会社が上記のようなすれすれの資金繰りなのです。
どのような会社でも経費の支払い、人件費の支払額は毎月ほとんど変動がないため
大きくぶれてくるのは売上の回収と買掛金の支払額なのですね。
サー大変だ!
上記の資金繰り表だと、7月20日から資金がショートし始めますから
20日までに資金調達が必要となります。
しかも20日の資金ショートは借入の返済からだから、銀行との取引の重要性を考え
ると、なんとしても返済もしないとなりません。
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今日が6月20日ですからそれまで丁度1ヶ月しかありません。
いえ、1ヶ月もあります!
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さあ、この間にどのようなアクションを起こすか!
ここからが、経営判断ということになるのです。
次の資金調達コラムbUから、その一ヶ月間に何ができるかを検証したいと思います。
といったように、資金繰りを細かく見てゆくと、資金の流れが良く分かります。
このような資金繰り表をパソコン等で3ヶ月ぐらい先まで作成しておけば
10日後にお金が足りない!というようなことはなくなるはずなのです。
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