■資金調達コラムbQ『事業計画と資金繰り』
私が見る限り、起業する人のタイプを見ていると下の2つに大別されます。
・売上が計上できる得意先を確保している方→営業力のある方
・売上が計上できる商材、ノウハウを開発、確保している方→技術力のある方
つまり、財務、資金に関しては当然ながら2の次についてくるわけですね。
そのような方々に、今後の事業計画をお聞きすると、大体以下のとおりです
売上はねー○○社が買い取ってくれそうだから毎月○○万円はいくねー!
それで、仕入れが○○円だから毎月粗利益は○○円だね!
人件費が○○円でその他の経費が○○円だからー毎月○○円儲かるんだよー
そしてそれを、事業計画フォーマットに落とし込んでいき、損益計画を作ると、見事
に完璧な事業計画が創られていきます。
社長と顔を見合わせ、うーん、すごいですねー!とニヤニヤしてしまうような
パターンが今まで何十社もありました。
しかしながら僕の経験から見ると、その見込みどおりに行く会社は10社に1社もあ
りません。
自分がそれで独立しようと言うぐらいの商材、ルートですからそれを過信するのはい
なめませんが、やはりその段階で客観的な指摘も必要ではないかと思います。
また、逆にそれは仕方がないことだとも思います。そもそも人と言うものは、自分に
対する評価が実際の、外部の評価によりも15%ぐらい高いそうです。(どこかで聞
いたことがあるのですが、自分に照らし合わせると確かにそんな感じかなと思います)
そしてどんなにリサーチ、市場調査をしてあったとしても、最終的にビジネスをスタ
ートすると、結局伸るか反るか!なんですよね。
特に起業という現場、当事者は仕方ないですね、それだけの自信があるから起業する
わけですし・・・・
そもそもそのような思い込みがなければ起業なんて無理ですよね。
楽天的でなければ起業なんてできない!
ですから、せめて経費に関しては予定の2割増ぐらいでリスクを見るようにします。
さらに、損益だけではなく資金繰り表を作成するのです。
とくに資金繰り表に関しては、自主的に作ってきた人は皆無です。
資金繰り表と言うと、皆さんも作り方がわからないなんていいますが、簡単簡単!
足し算、引き算ができれば誰にでも作れます。
別に銀行に提出するような形式でなくても良いのです。
僕も、たくさん資金繰り表を作ってきましたが、一番使える形は現金出納帳のような
形式に、今後の入金、出金予定をずらりと並べていくだけです.
(エクセル等で関数を使って作成すればさらに簡単)
銀行などに提出する資金繰りはそれなりの体裁のものを作りますが、実務で使う資金
繰り表はそのような形のものこそが使えます。
(実際、売上数100万円の会社から数百億円の会社までそれで管理しています)
どのようなビジネスもそうですが、売上が計上されて(請求書を発行して)入金
になるまでには、末締めの翌月払い、等のいわゆるサイトがあるのですね。
それに対して、仕入れ等の締め支払いのサイトがあります。
また、売上は現金とは限らず手形だったりするわけでそうなると、損益上は利益が
出るけども、資金繰りはマイナスになってしまったりするのですね。
そこで、資金繰りを円滑にまわすための鉄則
それは
売上入金は早く、対応する仕入、経費支払いは遅く
当然と言えば至極当然ではありますが、どのような規模の会社であっても大原則です。
売上の入金が遅れたから〜なんて従業員に給与が払えないなんてことになったら
従業員の信頼も失墜してしまいますよ!
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